マンガを描きたい!と思ったことはありませんか?ほとんどの人は「絵が上手くないから」という理由で描き始めるスタートラインにも立っていないはずです。「マンガの描き方」や「マンガの道具」を調べても、語り手が既に上手な人がほとんどです。「絵が下手な人によるマンガの描き方」という記事は見かけないと思います。同じ立場の人の経験ほど参考になると私は常に思っております。
この記事では、これまでマンガを描いたことの無かった私が、これからマンガを描き始めたい人に向けて、スタートラインに立つために必要なことをまとめています。少なくとも私はこのブログ上で4コマ漫画を公開するまでは動いています。面白いかは別ですが自分は満足しています。
- マンガを描きたいが描かない心理
- 絵が下手な人ほどデジタルで描け
- 絵が下手な人はマンガを描くためにマンガを描かない方が良い
- 絵が下手な人でも絵を上手く誤魔化せる
- マンガは絵ではなく設定が全て
- マンガのソロプレイはレベル上げよりもしんどい
- 参考:四コマ100話描いたらこうなった話
- 参考:四コマ100話を電子書籍で出版しかけた話
- まとめ
マンガを描きたいが描かない心理
マンガを描きたいと思う人のほとんどは描いた後のことは考えません。「なんとなくマンガを描きたい」がほとんどの人かと思います。この方々は描く目的が無いので少しの壁で挫折します。どんなことで挫折するか考えてみました。
・たぶん絵が下手だ
・絵(マンガ)を描く手段を知らない
・キャラクターを考えることができない
・シナリオを考えることができない
・結局のところ面倒くさい
こんなところでしょうか。上手な絵でなくてもマンガは成り立ちます。ペンと紙で適当な絵で良いです。シナリオも壮大な話ではなくて短めな4コママンガからなら描けます。描き始めると楽しくなります。描く前の面倒くさいがふっとびます。まずは簡単な絵から話を作る楽しさを味わっては如何でしょうか。以下の記事でより詳しく考察しています。
絵が下手な人ほどデジタルで描け
ペンと紙でマンガは描けます。紙をスキャンや写真を撮って画像化すればSNSやブログに投稿することも可能です。しかし、私はデジタルで描くことをオススメします。私はPCで無料のお絵かきソフトと安い板タブを購入しています。絵が下手な人はなんどもやり直します。同じ顔を描けません。そして、諦めます。
デジタルで描く利点は、
・すぐに消せるし元に戻せる。
・コピペで同じ絵を再現。
・筆種類で雰囲気も変えられる。
・お金を使うので続ける。
いいこと尽くしです。なんとなくマンガを描きたい人こそデジタルで描くべきです。オススメは安い板タブ。高性能を活かせる腕は無いですし、買っても続かない場合もあるので安くて良いのです。以下の記事にデジタルで描くことについてまとめています。
↓私が使用しているペンタブです
↓私が使用しているお絵かきソフトです
絵が下手な人はマンガを描くためにマンガを描かない方が良い
マンガはマンガ用のテクニックがあります。構図やコマ割りなどです。なんとなくマンガを描きたい人にとってはハードル高めです。1枚の絵を描くのにも時間がかかるので初めからマンガを描くのは諦めた方が良いです。まずは1枚絵で表現力を鍛えます。その表現をスピード良くかけてからマンガに取り掛かりましょう。1枚絵を楽しく描きつづけられる手段を挙げます。
・二次創作を投稿する
・LINEスタンプを作成する
・インスタに投稿する
・デザインコンテストに応募する
私の「一癖ある海野まんぼう」もペンタブを買った1週間後に1日1スタンプのペースで描いたスタンプです。1カ月超えの期間ですが通勤中にどんなスタンプを作るか考えるのが楽しかったです。
以下の記事でマンガを描かない方が良い理由についてまとめています。
絵が下手な人でも絵を上手く誤魔化せる
絵が下手でも工夫次第で絵が上手く見えるように誤魔化すことができます。デジタルで描けばそんな手間もかかりません。私が実施している5つの方法を列挙します。
・下書きで全体のバランスを考える
・コピペで左右対称にする
・遠近法で奥行きを作る
・透過で奥行きを作る
・光と影で奥行きを作る
これらでなんかそれっぽい絵になると思います。全体のバランスと3次元感をどこかに入れるだけで絵が下手でも誤魔化せるということです。実際にどんな感じで描くかは以下の記事に記載しています。
マンガは絵ではなく設定が全て
1枚絵に慣れてくるとマンガを描きたくなります。そして、マンガは話を続けて描く必要があります。そして途中で挫折します。4コマでもネタが無い!となります。いくら絵が上手でも話が展開できなければ挫折まっしぐらです。そうならないためにも設定が重要になります。
私の四コマ「孫の代までウサギとカメ」ですら設定があります。
・主人公
童話ウサギとカメの孫であるウサギとカメ。女子高生。口癖がある。好きなこと。嫌いなこと。などなど。
・舞台
ウサギとカメに貧困の差がある。その理由。貧困を埋める方法。貧困があるとどうなるか。などなど。
私は4コマなので詳細を拘ってはいません。だいたいの舞台と主人公を設定すれば社会的な出来事をその舞台に反映すれば話が続いていけます。困ったら新しい設定を作る話を入れこめます。良くあるのが新キャラ追加です。そのためにも最初は登場人物少なめが良いですね。
マンガのソロプレイはレベル上げよりもしんどい
絵が描けるようになり、設定もできて、とりあえずマンガを描き始めました。ここで気付きます。目的であった「なんとなくマンガを描きたい」が達成されてしまいました。もともと絵を描くことが好きだった人は問題ないです。なんとなくの人にとって「なんとなく描き続ける」ことはしんどいです。ゴールのあるレベル上げとは違います。
そこで、なんとなくマンガを描くにゴールを設けると良いです。
・〇〇話まで描き続ける
・ラストシーンを先に描き、そこに繋げるまで描く
それでも描き続けることがしんどい場合は公開場所を作ると良いです。
兄弟でマンガ家の人っていますよね。弟に読ませることで自己満を維持していると思います。現代ではネットの力を頼ることで同様の効果があります。
・ツイッターやインスタに投稿する
・ブログに連載する
・投稿サイトに出稿する
色々ありますが、私はブログをメインにしています。四コマやイラスト、長期連載など今後に対応しやすいから選んでます。絵が下手な人はこそこそとブログにUPで良いと思います。無料ブログに上げてマンガコミュニティに入れば仲間がつくれるかもです。
参考:四コマ100話描いたらこうなった話
本まとめ記事を元に描き始めた四コママンガが100話になったので「実際にどうなったのか?」について以下の記事でまとめています。まぁ絵が下手でも100話は描いたよって内容なので参考まで。
参考:四コマ100話を電子書籍で出版しかけた話
記念に電子書籍にして1人でニヤニヤしようと思っていたら出版しかけました。1匹のまんぼうが大海原に迷い込むとこでした。しかし、お陰さまでKindleで出版するまでの簡単な流れを理解できました。以下の記事にまとめています。
まとめ
最後に本記事をまとめます。
絵が下手だがなんとなくマンガを描きたい人は
① デジタルで描いてみる
② 一枚絵から描いてみる
③ 設定を考えてからマンガを描く
④ マンガを描くゴールを設ける
⑤ 描いたマンガの公開場所をつくる
をしましょう。
特にデジタルで描くと世界が広がります。
正直なところ、私はペンと紙では絵が描けません。デジタルだからマンガが描けるかもと思いました。みなさまも気軽にマンガを描いてみては如何でしょうか。もしかしたら凄い才能が眠っているかもしれませんよ。